心の発達3

若い成年期

18~25歳 親密さと孤独、恋愛心理、結婚の心理
成年期に自分自身を発見した(アイデンティティを確立した)後は、他の人間との深い関
係を持つ段階です。
友情や恋愛関係などの親密な人間関係を作っていきます。
男である自分、女である自分を肯定的に受け入れることができれば、次は、異性を愛し、
結婚する心理的能力を身に着けます。
恋愛心理学的には、恋愛のような「親密さ」とは(つまり恋愛とは)
「自分の何かを失うのではないかという恐れなしに、自分のアイデンティティとほかのだ
れかのアイデンティティとを融合する能力」のことです。
恋人関係を続けるために自分らしさを隠したり、捨てたりするのは、本当の恋愛ではあり
ません。
自分は、このヘアースタイルが好きだけど、彼(彼女)がいうので、無理にヘアースタイ
ルを変える。自分は今の仕事が好きだけど、彼(彼女)がいうので、仕事を変える、仕事
を辞める。
これでは何か不安や不満が心に残ります。
本当は、セックスしたくないのに「俺のことが好きならいいだろ」などと言われて、不本
意に相手の要求に応じるのも同じです。
相手に合わせてはいけないのではありません。
何かを変えるにしても、相手に言われたから、そうしないと相手に好かれないからではな
くて、そうすることが、自分の詩わせだと感じて自由な気持ちで自律的に、行動すること
が必要なのです。
結婚はもちろんこんな恋愛(親密性)に基づくものです。
ただし、結婚しなくてはならないというわけではありません。
発達段階として、結婚できる心理的能力が必要なのです。
私がジョギングをしてもしなくても私の自由です。
でも「走らない」のではなく、「走れない」のだとしたら、走れるように休息や治療が必要
でしょう。
結婚も同じです。
出会いのチャンスや経済的問題などとは別の問題として、誰かを愛し、毛混ですることが
できる段階まで心が発達するわけです。
結果として実際に結婚するかどうかはここでは問題にしていません。
このような「親密さ」を作らないのではなく、作れない場合には「孤独」になってしまい
ます。
親友や恋人を作るのは、リクスを伴います。
傷つくかもしれないし、恥をかくかもしれない。努力も必要です。
心が弱っているときには、孤独の方がよいと感じるときもあるかもしれません。
しかし、この親密さへの恐れから出る孤独を乗り越えて、人を愛し、親密な関係を作るこ
とが、この発達段階の目標です。
結婚についてのマインド等については詳しくは「幸せな結婚生活を手に入れる塾」(別リン
ク)をご参照ください。

成年期

25~50、60歳頃まで
生殖性と停滞、育てる喜び
「40にして惑わず」なんて言葉がありますが、この時期は、社会のなア k の安定した自
分の居場所を見つける時期です。
ただ、安定とは言葉を変えると「停滞」にもなります。
不安定だったが夢と可能性にあふれていた若い時期は過ぎ、自分の将来が見えてしまいま
す。
うっかりすると、希望のない中年になってしまうわけです。
しかし、何かを育てる喜びを見つけられた人は違います。
生殖性とは、ぞイブンの子供を産み育てることだけではなくて、子供がいなくても、後輩
や部下や会社や地域社会や芸術作品や、なんでも、次の世代へつながるものを育てること
です。
自分にだけ目を向けるのではなく、他者に関心を向け、世話をし、会社の発展や芸術の発
展に貢献する。
そしてそれを通して、よりよい社会づくりの手伝いをしていると感じられる人は、停滞っ
を脳裏超えて生殖性(生み育てる)喜びを身に着けることができるのです。

高齢期(円熟期)

自我の統合と絶望 死の準備
いくら高齢者が元気になったとはいえ、人はいつか老いて、そして死んでいきます。
もう一度人生をやり直すには、あまりにも時間がありません。
一日生きたということは、一日死に近づいたということです。
そう考えると、ただ絶望するしかないのでしょうか。
いいえ、そうではありません。これまでの人生のハードルを乗り越えてきた人たちは、字
かの統合を見ることができます。
「自分には欠点もある、人生の中でいろいろ失敗もあった、しかし、私の人生は素晴らし
い人生だった」
こうして、絶望の中の死ではなく、輝く光に包まれるような死を迎えることができるので
す。

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