性格心理学

性格とは

私たちはケース・バイ・ケースで、いろいろな行動や態度をとりますが、それでも、その
人それぞれにパターンがあります。
ある人を特徴づけている持続した行動パターンを、性格(パーソナリティ)といいます。

性格はかわるか

生活は、生まれつきの部分と、その後の環境によって作られる部分があります。
体を考えても同じで、生まれつきの体質があり、そのうえに、長年の生活の結果できた体
があります。
性格の中の生まれつきの部分を「気質」といいます。
そのうえに環境によって「狭い意味での性格」ができあがります。
その上に、さらにその社会によって作られた「社会的性格」があり、もっと上に現在の役
割に応じた「役割性格」があります。
このしたの部分ほど変わりにくく、上の部分ほど変わりやすいのです。

気質

ドイツ人のクレッチマーはその人の体格に応じて、人々の気質を3つに分類しました。

1.ふっくら型の「そううつ気質」

ふっくら、ぽっちゃりした体型の人は「そううつ気質」です。
基本的に社交的で温かく、親切です。
明るくて活発で、ユーモアの精神があります。
また、感情的な部分があるので、時には激しく怒ったり、泣いたりすることもあります。

2.細長型の「分裂気質」

細い体型の人は「分裂気質」です
基本的にきまじめで、静かで、あまり社交的ではありません。
変わっていると言われることもあるかもしれません。
自然や読書を楽しみます。神経質な部分もありますが、お人よしで温和な部分もあります。、

3.がっしり型の「粘着気質」

筋肉や骨のしっかりしたがっしり型の人は「粘着気質」です。
几帳面で、秩序を好み、物事に熱中します。
堅いとか、まわりくどいといわれるかもしれません。物事に夢中になれる人です。
実際には、この中間型もあるでしょう。
気質の名前に、分裂とかそううつとかあると、変に感じる人もいるでしょうが、あまり気
にしないでください。
気質は生まれつきの部分が大きく、変わりにくいものです。
しかし、活動的なタイプといっても、積極的で行動力のある性格の人になるか、ただのそ
そっかしいお調子者になるかはその人次第です。
行動する前に良く考えるタイプといっても優柔不断で頼りない人になるか、思慮深い頼り
がいのある性格の人になるかは、その人次第なのです。

・環境と性格(子育て、親子関係と子どもの性格

その気質の上に環境によって性格が作られます。
子どもにとって一番大きな環境は親です。

○親が子どもを「支配」しようとしすぎると、いうことをよく聞く子にはなっても、自発
性の乏しい性格の子になってしまいます。
○逆に親が子どもの言うとおりに「服従」してしまうと、無責任で乱暴な性格の子なりま

○親が子どもを「拒否」してしまうと、劣等感の強い性格の子や反社会的な子になってし
まいます
○逆に子どもを「保護」しすぎると、情緒的には安定した性格の子にはなりますが、弱い
子になってしまいます。

それでは、どんな親がよいのかといえば、バランスのとれた親です。
必要に応じて、時には子供に命令を出し(支配)、時には子供のおねだりを聞き(服従)、
時には突き放し(拒否)、時には包み込む(保護)。
基本的には、子供に対する愛情がもちろん必要ですが、そのうえで、バランスのとれた子
育てが必要になるわけです。

社会的性格

男と女はどちらが泣き虫でしょうか?女性でしょうか。
そうだとしたら、それは現代の日本社会が作り上げた社会的性格の1つです。
日本でも、平安時代の貴族の男たちはよく涙を流したそうです。
自然や芸術に感動して、はらはらと涙を流すのです。
そういう場面で涙がでないと、風流さのわからないダメな男にされてしまいます。
一方、女たちはよく気絶しました。
西洋の中世のお姫様も同じですね。ちょっとびっくりすると、「あれえ~!」なんて言って
ひっくり返るわけです。
そうしないと女らしくないというわけです。
日本では、後に武士道が広まって、男はなくべきではないという社会ができあがりました。
なくことに関する男女の違いは、社会が作ったといえるでしょう。
社会によってつくられ、その社会の中で多くの人が持っている行動パターンを、社会邸 k
性格といいます。
同じ人間でも日本にいれば日本人らしく、アメリカで生活すればアメリカ人のように行動
するのです。
性格のこの部分は、時代や国が変わり社会が変われば、変化しやすい部分です。

役割性格

女子高生のときは、女子高生らしく振舞います。
そして、その子達の中で、大学に行った子たちは、女子学生らしく、就職した人は社会人
らしくなります。
結婚すれば主婦らしくなりますし、子供が生まれれば母親らしくなります。
お巡りさんは、制服を着ている間はお巡りさんらしくなるでしょう。
私たちは、人生の中で、いろいろな役割をこなします。
同じ人でも、母親の前では子供として振る舞い、後輩の前では先輩らしく振舞います。
このような役割に応じたふるまいや考え方を「役割性格」といいます。
役割性格は、その役割が変われば、それに応じて変化していきます。

性格は変えられますか?

よく聞かれる質問です。答えは YES です。
あなたが、自分の性格は変えられると信じるならば、性格は変えられます。
ただ、自分の性格を嫌わないでください。
今の性格ではダメだ、何とか変えなくてはダメだ、、そんな風には思わないでください。
あなたは今のままでも OK です。
心や体に部分的な欠点や傷があっても、それを含めて、あなたはかけがえのない存在です。
自分はダメだから性格を変えようと思うのではなく、自分は勝ちのあるすばらしい人間だ、
だからもっとよくなろうと思ってください。
そう思えれば、あなたはもっと素敵なあなたになれるはずです。

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